こんにちは、ちいです。
アルコールの値が高い人が病院に運ばれて来る、というのは、アメリカに限らず日本でもある事だとは思うんですが。わたしの働く病院にもよく来ます。
その場合は、患者さんが禁断症状を起こさないか観察して(震えたり、汗をかいたり、気分が落ち着かなくなったりとかです)、症状が出てくるようなら薬を投与して対応します。
というか、今まで幾つかの病院で働いてきたけれど、その対応法しか見たことがなかったんです。
先日、ナースステーションにいたら、薬剤師さんが同僚の看護師に缶ビールを渡していて。
どうやら、アル中の患者さんへの物らしく。
禁断症状が出たら薬で対応するんじゃないの?ビール渡しちゃうの?とビールを受け取っていた同僚に聞いたところ、医者がこの患者さんに薬ではなくてビールをオーダーしたからね、との事。
薬剤師さんに、薬局にビールがあるの??と聞いてみたら、ビールはもちろんウイスキーもテキーラもなんでもあるよ、だそう。
数日後、わたしがこの患者さんを担当することになったのですが、ビールのオーダーが朝昼晩の3回出ていて。
患者さんに朝ご飯を配膳しながら、ビールいる?と聞くのはなんとも不思議な気分でした。
朝からビールいらないよ、と断られましたけどね。
日本でもひょっとしたらアル中の患者さんにはお酒を出すのかもしれないけれど、わたしは見た事がなくて、久しぶりにびっくりした出来事でした。